誰でもできる!格安スマホへの各種データの簡単移行方法

現在使っている携帯やスマホを乗り換えや機種変更しようとした時、電話帳などの各種データの移行のことで躊躇される方も多いのではないでしょうか。特に、現在よく耳にする「格安スマホ」に乗り換えしようとした時にデータの移行が心配だ、と言う方も多くいらっしゃいます。 まず、先に結論から言ってしまえば、『各種データの移行は簡単!』だということ。 各種データの中でも、電話帳、写真・音楽ファイル、LINEなどのデータ移行は必須ですよね。 そこでここからは、格安スマホにした際に必要になるデータ移行の簡単な方法をご紹介させていただきます。
格安スマホへ「電話帳」の簡単移行方法
まずデータ移行と言えば「電話帳」は絶対に行っておきたい大切なデータですよね。 その移行方法には、
- Gmail
- クラウドストレージサービス
- 携帯キャリアの「電話帳お預かりサービス」
- 無料アプリ「JSバックアップ」
と、選択肢は様々。 それでは、項目ごとに詳しく移行方法を見ていきましょう。
Gmail

iPhoneでもAndroidでも使えてメールアドレスも取得できるGmailを使うと簡単に電話帳データを移行できます。 Gmailアカウントを使いデフォルトアカウントに設定します。 Gmailのアカウントさえ持っていれば、データを同期することで簡単にバックアップしたデータを復元できます。 その方法は、
- 「設定」を起動し、「アカウント」を選択します。
- アカウント一覧が出てきますので、その中の「Google」を選択します。
- Googleのどのデータを同期するか指定する画面が出てきますので、「連絡先を同期」がONになっていることを確認します。(OFFになっていればONにします)。
- 旧端末と新端末、それぞれで同期がONになっているように設定してください。設定されていれば自然に新しい端末へデータが移行されます。
と、とても簡単! 今までGmailを使用していなかった方は、まずGoogleのアカウントを作成して下さい。そうすることで、新しい丹野松でGmailアカウントを追加するだけで電話帳データを移行させられます。
micro SDカード
電話帳の移行で最もポピュラー方法は、micro SDカードを使用する方法です。 ただし、iPhoneにはSDカード機能が搭載されていませんので、iPhoneユーザーは他の方法で移行しましょう。 この方法は、これまで使っていた電話帳データをmicro SDカードにコピーし、それを格安スマホに差し込んで、電話帳データをコピーするものです。 やり方は簡単で、
- 旧端末にmicro SDカードを差し込み、電話帳メニューから
「連絡先の管理」 → 「エクスポート」 → 「マイクロSDカードにコピー」を選択。 - micro SDカードを旧端末から取り出し、新しい端末に差し込みます。
- 新端末の電話帳から「連絡先」→「メニュー」→「連絡先管理」を選択。
- 「連絡先のインポート/エクスポート」を選択。
- 「SDカードからインポート」を選択。
- 「アカウント連絡先を作成」が表示されるので「電話」を選択。
- 「すべてのvCardファイルをインポート」を選択します。
以上で、電話帳データの移行は完了です。
クラウドストレージサービス
電話帳の移行には、「クラウドストレージ」と呼ばれるサービスを利用する方法があります。 一般的には「Dropbox」や「Google Drive」、などが該当し、データをネット上に保管しておけるサービスのことです。 このサービスにアクセスするにはパスワードなどが必要になりますのでセキュリティは心配いりません。 このサービスを利用すれば、電話帳データをネット上に置いておき、新端末からアクセスして電話帳データを取り込むことが可能です。
携帯キャリアの「電話帳お預かりサービス」

「電話帳お預かりサービス」とは、大手携帯キャリアのサービスの一つです。 このサービスは加入していないと利用することが出来ず、
- docomo 「ケータイデータお預かりサービス」
- au 「auアドレス帳」
- Softbank 「S!電話帳バックアップ」
と、それぞれ加入しているかご利用の際には確認しておきましょう。 また、このサービスは電話帳移行だけでなく、端末の紛失や水没と言った万が一の時にも利用できます。
無料アプリ「JSバックアップ」
ここでご紹介する「JSバックアップ」は累計で300万以上のダウンロードを記録した大人気のバックアップアプリです。 JSバックアップは電話帳のQRコードを作ることで電話帳データを移行させられます。 iPhoneからAndroidに移行するときでもAndroidからiPhoneに移行するときでも使えるアプリで簡単に行える方法です。 なので、iPhoneユーザーはJSバックアップを利用することをおススメします。 また、iPhoneユーザーの場合は「iTunes」を利用することで電話帳データの移行は簡単にできます。iTunesを利用すれば電話帳のデータだけではなく写真や画像、音楽なども簡単に移行させられます。 電話帳のデータ移行には、様々な選択肢がありますので、ご自分に合った方法でしっかり移行させてしまいましょう。
格安スマホへ「写真・音楽データ」の簡単移行方法

写真・動画、音楽データを移行するには、「micro SDカード」や「クラウドサービス」を利用するのが最も便利です。
「micro SDカード」
写真や音楽データをSDカードに保存している方は、SDカードを新しい端末に入れるだけで問題なく閲覧・聴取できます。しかし、端末内部に保存されたデータは、SDカードにバックアップして移行する必要があります。 micro SDカードを利用する場合は、ファイル管理アプリを使うとスムーズに行えます。 そこでおススメしたいのが、「Yahoo!ファイルマネージャー」。 これはPCのようにドラッグ&ドロップでデータを移動できるので、視覚的にも分かりやすく、日本語表記なので、読めなくてどう操作すればいいかわからないということもありません。
「クラウドサービス」
クラウドサービスを使って、写真をアップロードしてバックアップをとりましょう。 「Dropbox」や「Google ドライブ」などに保存します。どちらも写真を自動でバックアップできる機能があるのでONにしましょう。少し時間がかかりますが、全自動でアップロードして保存されます。
格安スマホへ「LINE」の簡単移行方法
そもそもLINEの公式サイトには、アカウントを引き継ぎ方法が掲載されています。 では、どのようにするのか説明し行きましょう。 まず、アカウントを引き継ぐためには事前に、
- メールアドレス登録
- Facebookアカウント認証
どちらかに登録、他に
- PINコードの確認
を行う必要があります。
メールアドレス登録
メールアドレスとLINE用のパスワードを登録することで、機種変更後のスマートフォンでも以前のアカウント情報を引き継いでLINEを使うことができます。 ここで注意が必要なのが、メールアドレス。登録するアドレスは携帯キャリアを解約してもメールを受け取れるGmailなどのフリーメールをおススメします。 メールアドレスの登録方法は次の通りです。
- LINEから
「その他」→「設定」→「アカウント」→「メールアドレス登録」を選択。 - 「メールアドレス登録」ページでメールアドレスとパスワードを入力し「メール認証」を選択。
- 入力したメールアドレス宛に届く「[LINE] メールアドレス登録確認メール」という件名のメールに記載されている4桁の認証番号をLINEの登録画面に入力し再び「メール認証」を選択。
- 認証後に、登録されたメールアドレスが表示されれば終わりです。
Facebookアカウント認証の方法
- LINEから
「その他」→「設定」→「アカウント」を選択。 - その中の「Facebook」の項目で「連携する」を選択。
- Facebookが自動的に起動するので、内容を確認し問題なければ「ログイン」を選択。
- 「Facebook」の項目に「連携解除」が表示されていれば認証成功です。
PINコードの確認

PINコードとは、LINEにログインしようとしている人が「本人」かどうかを確認するための4桁の暗証番号です。 PINコードを設定していない方は、次の手順で設定しておきましょう。
- LINEから
「そのた」→「設定」→「アカウント」→「PINコード」を選択。 - 4桁の数字を2回入力し、「OK」を選択すれば完了です。
以上で、旧端末での準備は完了です。
メールアドレス登録やFacebookアカウント認証が終わったら、新端末でのLINEを引き継ぐ作業になります。
手順は次の通り、
- LINEを新しい端末にダウンロードし起動する。
- 「ログイン」を選択。
- 登録したメールアドレスとパスワードを入力するか、「Facebookでログイン」を選択。
- 「番号認証」「アドレス帳使用」などの認証・設定を行う。これで引継ぎは完了です。
ここで注意して欲しいことが、間違って「新規登録」を選択してしまうこと! 間違って新規登録を選択すると、アカウント引継ぎが行われず、新しいアカウントが作成されてしまうため、友達、グループ、購入したスタンプなどの全てのデータが削除されてしまいます。 削除されてデータは復元できないので、くれぐれも「新規登録」は選択しないようにしましょう! そこで気になるのが、どこまでの情報が移行できるのかということですね。 では、移行できる情報と出来ない情報を確認しておきましょう。
データ移行できる情報
- 友達/グループ情報
- プロフィール
- 購入したスタンプ/着せ替え情報
(「スタンプ管理」→「マイスタンプ」から再ダウンロードが必要) - ホーム/タイムラインの内容
- LINE MALL、LINEマンガ、各種LINE GAMEなど、関連アプリの情報
データ移行できない情報
- 過去のトーク
- 背景
- 着信音の設定
LINEのデータ移行に関しても、さほど難しい操作はないので方法をしっかり確認して正確に移行していきましょう。
格安スマホへその他各種データの簡単移行方法
ここまで、基本的なデータの移行方法の説明でしたが、他にも移行させたいデータは沢山ありますよね。 そこで、おススメしたいのが、何回か出てきた「JSバックアップ」です。 「JSバックアップ」でバックアップできるデータは、 連絡先、通話履歴、SMS、MMS、ブックマーク、システム、辞書、カレンダー、ミュージックプレイリスト、 アプリ一覧、画像データ、音楽データ、動画データ、文書データ と、ほぼ全てのデータをボタン1つでバックアップすることができます。
- JSバックアップを起動させ、「バックアップ」を選択
- データのバックアップ先を選択
バックアップ先は、SDカードかクラウドストレージ(Dropboxなど)を選べます。 - バックアップ内容を確認→「スタート」でバックアップ開始
データの量にもよりますが、かなり時間がかかる場合もあります。 - バックアップが終了するとファイルが自動的に圧縮され、「バックアップが完了しました」という表示になります。
と、簡単にバックアップすることが出来ます。 新端末では、「復元」を選択して、復元内容を確認→「スタート」で復元が開始されます。 復元中は他の作業はしないで下さい。「復元が完了しました」と表示されれば完了です。 その他にも「Yahoo!かんたんバックアップ」などのアプリでも簡単に、連絡先、アドレス帳、写真・動画、音楽データをバックアップすることができます。
まとめ
ここまで格安スマホへのデータ移行方法のご説明でしたが、それほど難しいものではないことはご理解していただけたかと思います。 それぞれのデータによって事前に準備が必要なものもありますので、実際にデータ移行を行う際にはしっかり方法などを確認しながら進めていくことが大切です。間違った方法でデータが消えて復元できなくなったりしたら大変です! 特に簡単な手順での失敗がよくありがちです。一つ一つ丁寧に作業を進めてくださいね。
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